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つながりから 新しい価値創出を 地域に 社会に

7月のからびなシネマ(幸せの経済学)

「からびなシネマ」は、優れたドキュメンタリー作品を鑑賞し、価値観の幅を広げるとともに、その感想をシェアすることで、多面的に物事を考える機会を提供するイベントです。
毎月第三水曜日に開催。上映作品選考にあたっては、できるだけテーマの偏りをなくし、様々な価値観を提供したいと考えています。

7月17日上映作品
『幸せの経済学』
第9回目の上映作品は『幸せの経済学』

この作品は、従来の「豊かさ」という概念を再考し、本当の豊かさとは何かを問いかけます。

これまで、国の豊かさはGNP(国民総生産)やGDP(国内総生産)といった経済指標で測られてきました。しかし、グローバリゼーションの波に乗った便利で快適な消費社会は、コミュニティの伝統的な暮らしの崩壊を招き、新たな貧困を発生させています。作品では30年前まで外国人立入禁止地域だったヒマラヤの辺境ラダックを舞台に、消費文化の波が人々のアイデンティティーや伝統文化を奪い、かつては誇り高く生きていた人々が、近代化に翻弄される姿が描かれています。

監督は、この問題に対する解決策として「ローカリゼーション」を提案します。地域の力を取り戻し、人と人、人と自然とのつながりを再構築することで、地域社会の絆を強めることができると説いています。作中で日本の小川町での取り組みやキューバで起こったサステナブルソリューションなど本当の豊かさを求めるコミュニティの事例が紹介されています。

『幸せの経済学』は、グローバル経済の限界を示し、持続可能で幸せな暮らしのヒントを提供します。日本の伝統文化にも、その答えがあるのではないかと問いかけるこの作品をぜひご覧ください。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

7月17日午後6時30分開場、午後 7 時開始で、午後9時15分終了予定。
参加対象は中学生以上で、参加費は 1,500 円(1ドリンク付き)、高校・大学生は500円、中学生は無料(ただし要同伴者)です。

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